国史『三国志』諸葛亮の所の書き下し文を教えてください
諸葛亮傅第五 蜀書 国志三十五の
因屏人曰、漢室傾頽、姦臣窃命、主上蒙塵、
孤不度徳量力、欲信大義於天下、而智術短淺、
遂用猖獗、至于今日、然志猶未已、君謂計将安出、
のところです。お願いします!!
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確か以前ブログでも訳したものがあるので丸写しですが
読み下し
因屏人曰。
因って人を屏(しりぞけて)曰く。
漢室傾頹。姦臣竊命。主上蒙塵。
漢室傾頹し、姦臣命を竊(ぬす)み。主上蒙塵す。
孤不度德量力。欲信大義於天下而智術淺短。遂用猖獗至于今日。
孤(われ)徳を度り力を量らず、大義を天下に信(の)べんと欲するも、智術淺短にして、遂に用(も)って猖獗(しょうけつ)し、今日に至る。
然志猶未已君謂計將安出。
しかも志なおいまだ已(や)まず。君謂(おも)うに計將(まさ)に安(いず)くに出でんとするか。
意訳
人払いをしてから劉備は。
『漢の王室の権威は揺らぎ倒れる寸前です。大臣が国の権利を貪り天子は王宮を追われ戻ることすら叶いません。
(ときの後漢の天子・獻帝は、董卓により首都の洛陽を去って長安に留まり6年、建安元年に曹操により許(河南省)に迎えられて12年。建安12年の当時は姦臣とは曹操の事を指す。)
私は徳と力が不足しているのもわきまえずに、漢王室の復権と泰平を天下に行おうと奔走しましたが、知識も策術も浅はかにして猖獗(逆賊の勢いが盛ん)のまま今日に至っております。
しかし、私の漢王室の復興の思いは今だ消えておりません。あなたが思うところ何から始めたらいいかお聞かせください。」
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