三国志の本を読むとしたら、どれを読めばいいですか?
吉川英治と北方謙三は読むつもりなのですが、
どちらから読むのがおすすめですか?
また他にオススメの作家はいますか?
それぞれどの国を中心として、どんな内容ですか?
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吉川は、三国志演義を、ベースにしながらも独自の創作や解釈を随所に入れています。ベストセラー作家ということもあり、とても面白く読みやすいでしょう。共通の話題となるのは彼の三国志でしょう。しかし原作主義者にはこれは三国志ではないという声があるのも事実です。
一方、北方の三国志は、あくまでも正史をベースとしていて演義の悪役である曹操、呂布等もかっこよく書かれています。したがって、キャラの描き方は、他の人と大きく異なります。
この二つの作品が小説なのに対して漫画でダントツわかりやすいのは横山光輝の三国志です。彼は、吉川をベースとしていて漫画でもいい、あるいは漫画がいいのならこれを最初に読むといいでしょう。
他にも本来悪役の曹操が主役の「蒼天航路」も斬新で面白いでしょう。しかし、これは他の作品を読んでからの方がいいでしょう。
僕は吉川でも北方からでもいいと思います。しかし、先に述べたように吉川は創作が多いため先に読むと後から読むものが物足りなくなるかもしれません。
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個人的には吉川英治がおすすめです。
演義ベースで、勧善懲悪的な面がありますけど、自分ははまりました。もう人生で5回は繰り返して読んでます。
歴史小説というもの自体を好きになったきっかけの本でもあります。
ただ今読むとやはり勧善懲悪過ぎるかな、という感じもします。
そういう点からすると、時代は違ってしまいますが、司馬遼太郎「項羽と劉邦」は圧巻です。
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