三国志関係の本について教えてください。
今三国志の小説を読もうかと思っています。
詳しくはまだよく全然なんだけど、
正史と演義が違うものだけど、演義の元が正史で、は教えてもらいました。
全部読んではないけど、
学校の図書館にあった正史を、
どんなものかくらいは何十ページか読んだ(武帝、文帝、明帝?)程度だし、
演義の100回か120回に分かれているのを最初の3.4回は読みました。
次、吉川英治?の小説を次借りようと思ってるんですが、
よく過去質問をのぞいてたりするんだけど、
「正史」ベースの小説という言葉を見ます。
僕の考え方が違うのかもしれないけど、
あの箇条文章みたいな正史を、
どのように小説にするのかなって単純に思うんですが、
小説なら演義をベースにしていると思っていたんですが、
その吉川さんの三国志も正史ベースという仲間になるんですか?
長文質問でゴメンなさい。
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「正史」ベースの小説、とよく言われたりしますが、実際にはあくまでも小説であり創作物であり、読者を惹き付け飽きさせない工夫が求められますから、必ず何かしらのフィクションが混じります。
私の知る限り「正史に近い」と評される小説は宮城谷昌光『三国志』ですが、未読なので何とも言えず、また未完作品です。
(まだ雑誌連載中のはず)
吉川英治『三国志』は中国の元末明初(1400年頃?)に成立した、羅貫中の『三国志演義』を元にオリジナルエピソードを加えた二次創作物なので、「正史」ベースという訳ではありません。
漫画でも『蒼天航路』が「正史準拠のマンガ」として連載開始されましたが、フタを開けてみればかなりフィクションを織り混ぜられた作品だったし、小説や漫画といった「物語」である以上は正史とイコールではない、とお考え下さい。
ただし、フィクションだからダメだなどと言うつもりはありません。楽しんで読みつつ話の流れや登場人物を覚えられるという意味で小説や漫画から入るのは正解と言えます。
『三国志演義』の完訳本や正史『三國志』に手を伸ばすのは、小説などからさらに興味を持ってからでも遅くありません。また、そこまで手を出さずに済ませる人も多いですよ。
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三国志演義は正史を基に作られて、吉川三国志は三国志演義から作られています。
吉川三国志を読んだら陳 舜臣の秘本三国志にもチャレンジしてみてください。
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