三国志
漫画、ソウテンコウロのみの予備知識でレッドクリフを見ました(また漫画を読み反してます)
三国志フリークの方々に質問です
ソウソウが主人公な漫画なんですが、僕にとってはあの漫画で三国志を知ったつもりだったのに
友人が「あの漫画は三国志の前編、あそこからコウメイとシバイの戦いとか」云々、シバイって結局 ギを滅ぼし、晋をたてたんですよね?
やっぱコウメイってすごかったんですか?
あと漫画ではカンウ(漢字が出てこない)は世界中に祭られてるみたいに描かれましたがマジですか?
また猿にでも解るような解説、見解をお願いします
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蒼天航路は曹操中心としてそれに脚色をつけた、少しフィクションな物語です。
ただし、著者がもとになる資料を膨大に読み込んでいたようで、一部の表現を除き、かなり正史「三国志」に近いものと思われます。
蒼天航路では赤壁戦まで孔明(諸葛亮)は人間離れしていますが、それは赤壁戦までの孔明の活躍は三国志演義によって創造された姿であって、史実ではそれまで大した活躍をしていない事を表現したかったのかと。
孔明が活躍しだすのは蜀取り後です。軍事的な参謀、つまり軍師は龐統や法正などに任せ、彼は内政改革を中心とした政治家として活躍します。
蒼天航路最終話で劉備を取り抑える孔明の1カットがありますが、曹操死後1年余りで亡くなる劉備に蜀の全権を託された孔明は、以後内政だけでなく外交的にも軍事的にも活躍しますが、どちらかというと戦争面(戦術面)では平凡だった(というか奇策奇襲などに頼らず正攻法を好んだ)と言われています。
ちなみに某会社による歴史ゲーム「三○志」のように、落雷とか妖術とか幻術は使えません。人間ですから。
繰り返しますが彼が活躍しだすのは赤壁後、メインで活躍するのは劉備死後です。
蜀は建国以来漢王朝再興を題目に掲げており、漢王朝最後の皇帝を擁し、ついにそれを廃して自らが皇帝となる魏を仮想敵国としていました。
孔明の外交や軍事も、魏と対決しその為に呉と同盟を結ぶという構図となっており、彼の軍事作戦は主に魏に対して行われました。その魏側の全権指揮官が司馬懿(字:仲達)でした。
孔明と仲達は、孔明の死まで漢王朝の旧都長安を巡り何度も激突し、一進一退の戦いを繰り広げます。
しかし孔明の死によって蜀の軍臣は分裂、衰えた蜀は魏に併呑されてしまします。
仲達はそうした魏の軍事や外交・内政などを司るにつれて権力を増し、彼の子がそれを継いでいきます。そしてぼんくらといってはなんですが、彼の孫司馬炎によって魏は乗っ取られ、晋となってしまします...
結論として、神がかった戦術などを行ったり、風を起こしたりはしていないけれど、魏に対して圧倒的に不利だった蜀を盛りたてて行った蜀の丞相として、孔明は優れた才能を発揮し、十分すこい人物ですよ。
ただし自分の死後の体制を考えて布石を打っておけばもう少し蜀が生きながらえたかもしれないですけどね...
関羽は彼を祀った(漢字は祭るではなく祀るです)関帝廟というのが日本にすら結構あります。たとえば横浜中華街とか。
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「蒼天航路」は魏(というか、三国志正史)メインのマンガ、「レッドクリフ」は蜀(というか、三国志演義)メインの映画ですので、観点がまったく異なるものです。
魏をクーデターにより滅ぼし、「晋」を建国したのは、司馬懿仲達の孫の「司馬炎 しばえん」ですね。
諸葛亮孔明がすごかったかどうかは、正史を基準にすれば「たいしたことないじゃん=3」であり、演義を基準にすれば「天才だし!!!」ということになります。
実際はもちろん天才軍師であったことは事実ですが、博打を打つタイプではなかったようです。基本に忠実な堅実家、というところでしょうか。
ちなみに諸葛亮の子孫のお嬢様が香港でモデルをされていますよ☆(余談)
「関羽雲長 かんううんちょう」は死して神になる・・・。実際「商売の神様」として、各地に祭られています。
中国だけでなく、日本にも「関帝廟」というものが点在しています。横浜・大坂・長崎・東京・京都・福岡など。あ。沖縄にもあるって聞いたことあります。
もともと塩の密売人だったわけですから、どえりゃ~出世ですよねミ3
(演義では「寺子屋の先生」になってますけど。)
レッドクリフ、つまり「赤壁の戦い」は、三国志としてはごくごく前半戦に入りますし、諸葛亮孔明の活躍は劉備玄徳の没後もガンガン続いてるわけなので・・・。
てゆーか、蒼天航路は孟徳没まででしたね。息子の「曹丕 そうひ」もなかなかの豪傑ですよ☆
それに、やはり諸葛亮の「南蛮遠征」「出師の表」「街亭の戦い(泣いて馬謖を斬る、という故事成語が生まれた戦い)そして巨星落つ「五丈原の戦い」までは最低でも見てほしいです~。
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すみません。誤字訂正しました。
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私はもともと曹操ファンなので、蒼天航路を買い集めて読んで
いましたが、呂布が死んだ辺りで
忙しくなったのでそれ以降読んでいません。
なのでそれ以降のことは知らないのですが、
知恵袋の中国史カテに出入りするようになって
『蒼天航路』って有害図書なんじゃないか?と
思うようになりました。(笑)
蒼天航路って「演義ではない正史に基づいたストーリー」って
銘打っていたような記憶がありますが
まんま正史というわけでもない「曹操を主人公にした物語」
なのであって、それ以上ではないはずです。
どうもその辺を分かってない人が多いような印象を受けます。
質問者さんはあまり偏らないように偏見なしで色々お読みになって
くれると良いなと思います。
関羽は義の人で、「信用」できる人物です。
商売は信用第一なので「信用のシンボル 関羽」が
商売の神様として祀られていると聞きました。
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ソウテンコウロは全く別の視点から三国志を描く、というコンセプトですよね。だから、ちょっとキャラクターが違うと思います。孔明は、「演義」の影響が強すぎて神技をたくさん持っていたように描かれていますが、史書『三国志』では、実は何もしていないようです。赤壁の戦いではかなり活躍していますが、あれらの活躍はほんとうは、呉の周瑜、呂蒙、魯粛たちで、「演義」は彼らの活躍をほとんど孔明一人のものに描き直したといいます。マンガの孔明は重瞳で偉人の風采ですね。そういう説もあるようです。でも、複数の人間と性的交渉をもっていたかどうかまでは…。
関羽がでてこない? 初めのほうはよく登場していましたよ。関羽は一騎当千の猛将の一方で勉強家でした。戦いの合間を縫って『春秋』を読んでいたといいます。また、そろばんは彼が考案したともいわれていて、そこから算数の神様、商売の神様と崇められました。世界中、までは広まっていないでしょうが、日本には中華街に関帝廟がありますよね。中国では岳飛と一緒に神格化されて廟に奉られています。
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