2012年3月23日金曜日

三國志では大名のことをなんと言うんでしたっけ?

三國志では大名のことをなんと言うんでしたっけ?


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日本の大名も時代の変化によって権力の違いはありますが、三国志の時代で一番近い役職は「太守」だと思います。



http://my3594.net/wiki/%E5%A4%AA%E5%AE%88



http://kotobank.jp/word/%E5%A4%AA%E5%AE%88



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三国志演技マンガ本では、大臣って書いてありましたよ。


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大名?

三國志において日本の「大名」に相当する呼称は実はありません。大名とは正しくは「大名主(だいみょうしゅ)」と言い、勢力を誇り栄えている家の主を指します。

つまり、本来は役職や官位ではないのです。



ご質問の主旨的には「州牧」「州刺史」あるいは「郡太守」というのをお聞きになりたいのだと察しますが、これは朝廷から地方行政単位である州や郡を統治あるいは監督するようにと任命された官職になります。

日本に当てはめれば「国守」に相当するかと思われます。尾張守(織田信長)、筑前守(羽柴秀吉)、三河守(徳川家康)などが有名ですが、これらは日本の朝廷もしくは幕府からその地方の統治と治安維持のために任命され、年貢の徴収や賦役の取り立て、行政指導などを行う官職です。



元は鎌倉幕府が荘園管理や年貢の徴収のために任命した守護・地頭が発端で、室町時代には軍事力を有し治安維持や行政も担当するようになり「守護大名」と呼ばれるようになります。そして室町幕府が力を失っていくにつれ、上位者の任命によってではなく実力でもって国を支配し、国守の地位を認めさせる事ができるようになった「戦国大名」へと発展していきました。



そういう風に考えるなら、「守護大名」は董卓の乱前後までの州牧や郡太守、「戦国大名」はそれ以後の群雄割拠時代の州牧や郡太守…とも言えるかも知れませんね。

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