2012年3月12日月曜日

三國志や項羽と劉邦の武将達が、結構好きなんですが…、武力が圧倒的に強い、呂布・...

三國志や項羽と劉邦の武将達が、結構好きなんですが…、武力が圧倒的に強い、呂布・関羽・張飛・趙雲・知力では、諸葛亮孔明・司馬懿仲達・など…


でも、日本の武将って、三國志や項羽と劉邦の武将みたいに、先頭立って圧倒的な武力や、圧倒的な策略や謀略などをもつ頭のいい軍師みたいなのって、全体的にいないような気がするんですが…どうなんですかねぇ?

今、江~姫達の戦国やってますが、あの時代で、圧倒的に強い、武力・知力もった武将っていたんですかねぇ?


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『三国志演義』は小説です。明時代(600年前頃)に羅貫中という人が、三国時代(1800年前)を舞台にした民間伝承を編纂した物語です。一方日本の戦国時代はわずか400年前の史実です。比較的事実がわかっているので、超人的人物の作り話は入り込む隙がありません。小説と史実では比較できませんよね。



日本の戦国時代と中国の実際の三国時代を比べるのであれば、同時代を記述した正史『三国志』(陳寿著)を参考にした方がいいですよ。



ちなみに同著の中では、諸葛孔明を「連年軍勢を動かしながら成功しなかったのは、臨機応変の戦術が不得意だったからではないか」と評し、戦略家(軍師)としての彼に及第点をあげていません(政治家としてはかなり評価しています)。

関羽は塩賊あがりで無教養。士大夫に対抗心剥き出しの成り上がり者に描写されていますし、張飛は知識人にコンプレックスがある田舎将軍扱いです。趙雲いたっては全く記述がありません。現在の中国の歴史学会では、同時代の書物で“趙雲”の記述がないことから、その存在を疑問視する声が圧倒的です。

また、少し時代が下った時代を記述した『東晋書』には、司馬懿仲達の子孫である東晋の明帝が司馬懿仲達の生前の行いを聞き「ああ、どうして我が朝が長続きしようか」と悲嘆したという記載があります。また後趙の石勒(晋を滅ぼした五胡の将軍)は司馬懿仲達を寡婦(郭太后)を欺き、狐のように媚びて天下を取った人間と断罪しています。



時代と共に、歴史上の人物に対する評価も変化するんですね。



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今孔明と言われている竹中重治(半兵衛)や軍神上杉謙信はどうですか?

後は前田利益や島左近なんかいますが。あとは鬼島津こと島津義弘。

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