私は三国志の些細な事柄が気になり、質問をするのですが、皆さん詳細なご回答をしてくださるのでいつも感嘆しております。
皆さんの広範な知識はどのようにして身につけられたのですか?わたしはちくまの正史三国志と史記、明治書院の晏氏春秋くらいしかもっていません…
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私は三國志に興味持ってからというもの、書店で「三国志」と目についたら片っ端から買ってました(笑)。
ちょうど日本史と三國志に片足ずつかけてた時に出た、学研の歴史群像シリーズ『三国志(上)(下)』は原点に近いものがありますね。
ちくまの完訳本なんて、買ったのずっと後ですよ(笑)。
他にも学研のビジュアルムック系はだいぶ買いましたし、自分でHPを立ち上げてからは演義系でなく歴史としての三國志をきちんと紹介してある事を条件に色々と買い漁りました。
でも、意外とKOEI系はあんまり手を出しませんでしたね。『三国志新聞』とか見てもネタ本だとしか思わなかったし…(^_^;
KOEI系では唯一『三国志vs三国演義』(光栄カルト倶楽部/三上修平編著/1994年)という本が非常に良かったです。袁紹・袁術の評価なんか目からウロコでした。
あとは徳間書店の抄訳の『三国志英傑伝』が良かったですね。と言っても高すぎて手が出ず(全四巻。一冊3500円)、別巻の『三国志全人名事典』だけしか持ってませんが。
他には
『陳寿が記した邪馬台国』(生野眞好/海鳥社/2001年)
『図解雑学 三国志』(渡邉義浩/ナツメ社/2000年)
『三国志が面白いほどわかる本』(三宅崇広/中経出版/2004年)
『いっきに読める三国志』(島崎晋/PHP研究所/2009年)
『正史三国志 英雄奇談』(坂口和澄/角川学芸出版/2009年)
『図解三国志』(渡辺精一監修/西東社/2010年)
今手元にパッと出てくるだけでもこれぐらいあります(笑)。最近買ったのもありますね。
kagennnnさんの挙げられた『三国志演義のウソとタブー』(別冊宝島編集部/2009年)
『三国志 群雄勢力マップ』(LOCUSMOOK/インフォレスト/2009年)
『戦略戦術兵器事典 中国編』(歴史群像グラフィック戦史シリーズ/学研/2000年)
なども持ってますね。
しかし、意外と『三国志 きらめく群像』は持ってないという…(苦笑)。名著だって聞きますし、見つけたら即買いですが、店頭にはないだろうな…(^_^;
持ってないと言えば『正史三国志群雄銘銘傳』は現在は改訂版になってると思いますが、評判いいですね。4000円近くするのでちょっと手が出しづらいですが、早めに手に入れたい一冊です。
あと、私の場合は自分のHPを通した交流で得た知識がだいぶありますね。特にお一方、自分で完訳しちゃうほどプロ級の方がいらして、色々とご教授頂きました。その方、三國志だけでなくて中国史全般で下手な学者が裸足で逃げるくらい博覧強記でしたから…( ̄∀ ̄;
あと、netでも漁りまくりますね(笑)。携帯から英雄群像とかむじん書院とか行っちゃいますもん(爆)。いや~、携帯だけでも為せばなるもんです(笑)。まあイザとなったらPCサイトビューアー(フルブラウザ)ありますしね☆
あ、あと意外と盲点なのが漢字辞典です。中国史簡単にさらうだけならバッチリですし、度量衡や年表、都市名変遷の一覧など載ってますし、辞典によっては服装などの資料も付いてますよ。一冊あったら便利です。
ていうかむしろ『晏氏春秋』が分かりません(笑)。補足で簡単に触れて頂ければ助かりますm(_ _)m
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『晏子春秋』なんてコアな物を持っていらっしゃるなら十分だと思いますよ。
私は三国は専門外なのですが、卒論が「中国歴史小説のヒーロー像」について、『隋史遺文』という作品の主人公を中心にして書いたので、『通鑑』のカバー範囲までの実在の武将とか、三国演義やら水滸伝やらのフィクションの豪傑をざっと(精密ではなく、ざっとです。)調べたりしました。
多少広いかもしれませんが、浅いです。
岩波文庫の『左伝』や『老子』、『中国名詩選』は読みやすいです。
明日、中華書局の『太平広記』ゲットします☆
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まずは北方、宮城谷、吉川さん(お勧めは宮城谷さん)の小説や横山光輝さんの漫画、アニメなどを読んで三国志のだいたいの流れをつかんでからほとんどの小説が演義をもとに書かれていますから「三国志演義のウソとタブー」と言う本を読みました
三国志演義は七割史実で三割嘘の中国の小説として有名ですが、三国志ファンでも実際に信じてしまう嘘が多いのですよね
この本には「赤壁の戦いで曹繰軍百万って本当か?」
=曹繰軍十五万+荊州兵八万でせいぜい二十三万程度
「赤壁の戦いで孔明は東南の風を起こしたって本当か?」
=史実にはない全くの作り話です
「関羽の側近に周倉と言う武将がいたって本当か?」
=周倉は架空の人物ですが、モデルとなった人物はいます
「関羽の義理の息子・は本当に義理の息子なのか?」
=関平は関羽の義理の息子ではなく、実の息子です
「街亭の戦いの魏の総帥は司馬懿だった?」
=街亭の戦いに司馬懿は参戦していません
「死せる孔明、生ける仲達を走らすは本当の出来事なのか?」
=孔明の知略を強調する為のフィクションです
「夏侯惇は自分の左目を本当に食べたのか?」
=隻眼なのは史実ですが、食べた事はとても考えられません
「官渡の戦いで顔良と文醜を斬ったって本当か?」
=顔良を斬ったのは本当ですが、文醜を斬った事実ではありません
「曹植の七歩の詩は本当にあったのか?」
=曹植が七歩歩くうちに詩を詠んだ話は事実ではありません
「孔明は五丈原で祈りを捧げて命を延ばそうとしたって本当か?」
=星が墜ちた話も含めてフィクションです
などいろいろなことが書かれています
これによって演義の嘘と演義のフィクションの両方を知ることができます
その後は普通の書店に売ってる「三国志 群雄勢力マップ」という本、内容は年代別の勢力圏や戦争の軌跡です
「三国志 歴史群像シリーズ」という本、内容は戦・戦略・各国の色々・通信や農作などの方法などたくさんのことが書かれています
「三国志新聞」これは詳しいです!年代別に起こった出来事が事細かに書かれています
これで歴史的な知識は十分です
あとは「戦略 戦術 兵器事典 中国古代史編」により当時の戦い方を学べば完璧です
正史三国志の訳本や文字ばかりの難しいほんより普通に売っている本の方が豆知識的な補足情報が書かれていることが多いですよ
補足ですが
正史三国志群雄銘銘博という700人以上の三国志の登場人物の書かれた本は良かったです
意外な英雄を多く発見できました
劉整…一兵卒の見ながら死して祖国 魏にたいして忠誠を誓い「私は死んで魏国の鬼となりお前たちなど追い払ってくれよう」と言い残し死んでいった人や
曹沖…孫権から曹操にゾウがプレゼントされたとき曹操がゾウの体重を知りたがったが誰もゾウの重さをはかる方法を思いつかなかったが若い若い曹操の子の曹沖がゾウを船に乗せ沈んだところに印をつけそのあとはその線に到達するまでひたすら石を積みその石の重さをはかるという方法を思いつくほどの知略の持ち主であったが若死し曹操が曹否に「曹沖が生きていればお前は皇帝になることができなかったであろうな」とのべていますし曹否自身ものちに同じことを言っています
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