「三国志」と「水滸伝」
どちがが、好きですか?
どちらが、中国では人気あるんでしょうか?
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三国志ですよね。
でも、中国の有名な古典文学には 「紅楼夢」「三国志演義」「水滸伝」「西遊記」があって、日本人にもなじみが深いですよね。
ファンはそれぞれの良さを主張しあって、中国でも比較論議の的ですね。
三国志は壮大な戦国が舞台で、各登場人の物策略が人々を引きつけますが、文学的には結構単調です。
その一方、水滸伝は人物感情や叙情表現が豊かで文学としては人気があり、いろんな劇団がその演技に挑戦するとき、主役から脇役まで、役者としての真価を問われるのが水滸伝といわれるます。
三国志の登場人物の役は、比較的誰がやってできる!みたいなところがありますよ。
しかし、戦国が舞台なので、躍動感がありファンが多いのはやはり三国志で、水滸伝はうんちくがさらにマニアックになりますし、ちょっとうざいファンが多い。
私は紅楼夢という古典文学が好きです。当時の生活や人間の様子がよくあそこまで描けるなぁ~と感心して読みふけった思い出があります。
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中国では三国志演義の方が人気があるようですが、自分は水滸伝の方が好きです。
柴進・宋江など実在の人物も登場しますが、ヒーローがたくさん出てくるファンタジー性(妖術合戦なんかもあるし)と仲間がどんどん増えていく、ていうワクワク感がいいですよね。
アウトローが主人公、仲間が増える、敵が味方になる、など「ワンピース」と似てるところがありますね。
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私は圧倒的に水滸伝が好きです。
両者の大きな違いを表現すると
「三国志は非常に辻褄が合った物語で水滸伝はそうでない。」
ここが一番好みが分かれる要因となっているのではないでしょうか。
三国志は南宋の時代から非常に人気があり、物語に抜けた所は多くありません。
即ち、誰がどの三国志を読んでも基本的な趣旨と登場人物とその役割の認識に大きな違いが生まれない。
水滸伝は違います。物語に繋がりがないのです。
伝わっている水滸伝の物語は非常に断片的で、起承転結で言ったら
”転”の部分しかない未完成の物語です。
だからこそ、水滸伝は読む人によってその後の展開の予想が違い、
さらにその前までの経緯の予想も違います。
従って、時代に寄って起、承、結、には非常に多くのバリエーションがあります。
なので”水滸伝”には物語を予想する楽しさ
筆者の予想と自分の予想を対比する楽しさがあります。
そこが私は好きです。
でも、本場で人気があるのは三国志でしょうね(笑
留学生の友人は水滸伝が好きだと言っていますが(笑
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中国では圧倒的に前者のほうが人気ですよ。
因みにわが大学の韓国人は中国史興味ないが。三国を読んだことがあると言った。
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当然三国志です。ほとんどの日本人は中国史を三国志から入るんじゃないでしょうか!仇討ちとか日本人好みますよね。例えば忠臣蔵なんて・・・。
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三国志は戦記モノなので中国はともかく、日本を始めとするアジア・アメリカ・ヨーロッパでも人気があります。
三国志は好きですけど…、水滸伝は中華ヒロイックファンタジー&アクションだから結構好きです。
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