2012年2月25日土曜日

三国志について 高二の女子です。 三国志を読みたいと思っているのですが いろい...

三国志について



高二の女子です。



三国志を読みたいと思っているのですが

いろいろな本が出ていてどれを読んだらいいのか分かりません。

読みやすくて面白いオススメを教えてください!

また三国志の後は水滸伝も読んでみようと思ってます。

こちらのオススメも教えてもらえると助かります!


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最初はマンガでどうでしょうか?

横山光輝の「三国志」は吉川英治ベースなので入りこみやすいかもしれません。



マンガが嫌なら吉川英治さんの三国志ですね



私はそこから立間祥介訳の「三国志演義」を読みました。ここまで読めば三国志通かもしれません。

北方謙三さんの三国志はおもしろいことは確かですが、吉川三国志や原典の三国志演義を精読した上で読むのをお勧めします。



これは水滸伝にもいえることですが、北方謙三さんの三国志は架空の人物や、原典にない事項を創作しております。あえていえば「平成版三国志演義」であり「平成版水滸伝」です。



補足の件ですが、私はどちらでもいいと思います。

のめり込めば、全てを知りたくなること請け合いです!

三国志演義をおもしろく読めれば正史の「三国志」を漢文の原文で読みたくなってきますよ!

武将によってはまるっきり逆の書かれ方をしております。



水滸伝は元々創作ですが、北方水滸伝は原典を一つのお話にまとめるために時系列と背景を統一しております。

そしてそれは素晴らしい出来になっております。司馬遼太郎賞を受賞したのも当然だと思います。

水滸伝の原典は殺伐(食人描写もあり)とした背景や「いくらなんでもこりゃないよ!」というムチャクチャさが魅力です。



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自分の忍耐強さに頗る自信があり、なおかつ深く三国志について知りたいという知的好奇心に満ち満ちているならば、断然に宮城谷昌光を推します。上記に該当しないなら確実に挫折します。まず2巻ぐらいまで導入で三英傑が出てきません。曹操の祖父の話が延々と続き読者の心を折りにかかります。三国志好きを自認する人でも知らない人物がかなり出てくると思います。中国人の三国志好きでも果たして知っているのかという人物も出てきます。ひたすらにひたすらに深く深く掘り下げた超肉厚の三国志が宮城谷昌光版です。本当にどうやって調べたのだろうかと頭が下がります。





無難にチョイスするなら吉川英治かと思います。北方謙三は個人的には好きですが何かいても北方版~になってしまいます。面白いですが。


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まず最初は吉川英治の『三国志』でしょう。現代風でわかりやすく、また文体も優れています。



それ以外は、これを読んだ後で自分に合ったものを探せばよいと思います。


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女性が読まれて面白いと感じるのは「三国志演義」をベースにしたもののほうがとっつきやすいと思います。

小説では吉川栄治の「三国志」が無難だと思います。北方謙三の本は私も大変面白く読みましたが、少しハードボイルドさがあり(さすが北方謙三です)女性には不向きかもしれません。マンガは横山光輝さんの「三国志」が吉川作品をもとに描いています。

「三国志演義」は蜀の劉備たちを主人公にしていますので、曹操は悪者扱いされますが、「正史 三国志」は曹操が主役の史実をもとにした史書です。演義で物足りなさを感じたら読んでみましょう。曹操の魅力にはまります。

とにかく三国志関係は書籍も多く選ぶのが大変ですから、読んだ本で違った理解をしてしまうことも多いのですが、それでこのカテもにぎわっているわけです。


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三国志に関する多くの作品が「三国志演義」です。これはフィクションです。

北方三国志は「正史」なので史実に近いです。



間違っても、最初に「覇-LORD-」を読んではいけません。凄く面白いのですが、これは三国志を知り尽くしたファンが読むべき作品です。全く別物だと思ってください。

曹操が主人公の「蒼天航路」も、他の作品を読んでからのほうがいいでしょう。



漫画で読むなら、横山光輝が無難です。読みやすくて面白いです。

しかし、敢えて北方兼三(小説:全13巻)をオススメしたいです。

「正史」なので、貂蝉は登場しません。「二虎競食の計」や「駆虎呑狼の計」という計略も出てきません。

それでも、ちゃんと盛り上がります。呂布が、とにかくカッコイイです。



水滸伝は、北方兼三(小説:全19巻)一択です。他の水滸伝も読みましたが、レベルが違います。

ただし、後半は合戦や拷問シーンが増えるので、しんどいかも知れません。

前半は、こんな面白い小説は今まで読んだことがない、と思いました。



【補足について】

三国志ファンの多くは、演義(フィクション)のほうに慣れ親しんでいます。

従って、話が盛り上がるのは演義のほうです。

最初は、演義を元にした作品を読めばいいと思いますよ。

漫画なら横山光輝、小説なら吉川英治がいいでしょうか。


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マンガだと横山光輝の「三国志」があります。


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色々あるので迷いますよね。

吉川英治三国志が、三国志演義に最も近いと言われてます。

北方三国志は読んでないのですが興味あります。

陳舜臣の秘本三国志もリアリティあって好きです。

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