2012年2月22日水曜日

三国志のことで???

三国志のことで???

三国志って実話???


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『三国志』は史書です。史書とは現王朝がその前の王朝について書くものですからある程度バイアスがかかっていますが、事実に基づいていると一応考えられます(『三国志』の場合のちに正史としてみとめられたものであり、著者の陳寿が蜀の人であったので蜀寄りで記されております)。ただ三国時代という乱世ですから情報も錯綜しますし分からないところはほとんど記されていないようです。あの赤壁の戦いでも「えっ、これだけ」程度のものです。そんな隙間を民間で面白おかしく劇化したのが私たちがよく知る三国志=『三国志演技』です。そこでは劉備、張飛、関羽が大活躍し、架空人物もバンバン出てきます。



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実話版:正史

お話:演義


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おおまかに言えば実話です。



でも現在出回っている「三国志」は、三国時代の記録を面白おかしく、楽しみやすいようにアレンジしたものです。


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『三国志』は、歴史書です。そのため歴史的事実が相当程度含まれています。

卑弥呼の記述がある、”魏志倭人伝”もこの中に含まれています。



これに対して『三国志演義』は、明の時代大衆の娯楽のため造られたお話です。歴史書の三国志をベースに人物を登場させ、大まかな歴史の流れは同じように合わせていますが、エピソードは作者の創作も多分に含まれています。

娯楽作品なので、妖術まがいのエピソードもあったりして、明らかなフィクションもあります。例えば諸葛孔明は、天変地異を操る神仙、妖術師のごとく描かれてますし、関羽は神のごとき強さを見せています。

また、勧善懲悪の話である方が盛り上がるため、主役、悪役、脇役が決められています。

主役は劉備を中心とした蜀陣営。

悪役は曹操の魏、董卓や呂布など。

脇役は孫権の呉、袁術や袁紹などですね。



それを押さえて、それぞれの書物を読んでみれば、歴史として学ぶ価値があると思います。


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たぶん三国志演義のことだと思いますが、正史をもとにした歴史小説みたいなものです。全部嘘ってわけでもないし、全部本当というわけでもない。そんな感じです。

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