三国志の小説について
北方謙三さん、吉川英治さんの三国志の小説が講談社、角川ハルキ文庫から出版されていますが、おすすめはどちらでしょうか?宜しくお願い致します。
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吉川英治さんの三国志は、明の時代(日本の室町時代)に書かれた羅貫中の「三国志演義」という小説に基づいて書かれています。
日本で三国志というと、三国志演義の事を指すのが一般的で、日本人の三国志の認識は吉川さんの三国志がベースになっていることが多いです。
横山光輝さんの漫画も吉川さんの小説をもとに書かれたものなので、三国志を初めて読んでみようという方にはこっちが最適だと思います。
一方、北方謙三さんの三国志は、西晋の時代(3世紀頃)に書かれた陳寿によって書かれた歴史書の「三国志」に重きを置いて、「三国志演義」の演出要素も交えつつ書かれています。
文庫の巻数が多く、購入しようとすれば吉川さんの三国志より費用はかかりますし、吉川さんの三国志などを読んでいて、さらに三国志を楽しみたい、という方が手を出す本という印象が強いです。
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吉川三国志。でもホントは宮城谷昌光三国志をオススメしたい
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貴方は書き手のどちらの文章が好きですか?読みやすいですか?
両者とも、余談を入れず話を進める書き方だと思いますが、大きな違いは北方謙三さんがハードボイルド派なので登場人物からストーリーまで線が太い様に感じます。吉川英治さんは熱さはあまり感じませんが、話に引き込まれる感じがあるような気がします。貴方の性格とか分かれば、此方もすすめやすいのですが。
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吉川さん…初心者向け
北方さん…玄人向け
といったところでしょうか…。
吉川さんのはまぁ事実に沿いながら淡々と進んでいきます。
ですが、読みやすいし三国志を理解するのであればこれで十分です。
北方さんのは、章?ごとに主人公が変わったりします。
主に主人公目線で話が進みます。あと多少年代やらが前後したり。
嫌いな人にはちょっと読みづらいかな?と思いますが、人物視点だったり、普通の三国志で描かれている人物の性格が違ったり、けっこう面白かったですよ。
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両方読みましたが、北方三国志の方が好きです(^^)
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